小学校算数5年 1年間の復習をしよう

つくば市立竹園東小学校 吉田 浩

【キーワード】
小学校、5年、算数、社会、理科、特別活動、e-learning、教育用コンテンツ

【ねらい】

本校では、一人一人に確かな学力を身に付けるために、算数科において友達同士 の「学び合い、高め合い」を重視し、一斉授業において学力を向上させることに 力を入れている。そして、学年末には、プリントなどを使って、一年間の復習を 学習の中に位置づけている。しかし、プリントなどを使った学習だけでは、全員 の子どもたちに理解が不十分なところを、一人の教師だけで完璧に補充すること はできない。今、TTなども全国の学校で導入されているが、それでも完璧に補 充することはできない。

そこで本校では、TTだけではなく、e-learningを活用することで、全員の子ど もたちが、自分の苦手としているところ、理解が不十分であるところを、きちん と補充し、全員の子どもが、学習内容を完全に習得し、確かな学力をはぐくむこ とをねらいとする。

【指導目標】

一人一人が自分の理解不足の箇所を把握し、e-learningを活用し、自分の理解不 足の箇所を、繰り返し学習し、全員の子どもが5年生の算数の学習内容を完全習 得させることを目標とする。

【指導計画・学習の流れ】

最初にプレテスト、学習プリントを活用し、自分の理解が不足している箇所を把 握し、e-learningを活用し、子どもたちは、教材を選択し、自分の苦手箇所を克 服する。

  1. 学習の流れ
    • プレテスト
    • 自己評価
  2. プリントを活用しての復習
    • 自分の苦手な箇所の把握
  3. e-learningを活用した学習
    • 教材を選択して学習
    • ポストテスト

【授業実践の様子】

最初に、プレテスト、学習プリントを活用して、1年間の復習をした。そして、 子どもたちは、プレテスト、学習プリントを活用した学習をすることで、自分の 苦手分野などを把握することができた。

そして、e-learning(つくばオンラインスタディ)を活用し、子どもたちは、自 分の苦手な教材を選択し、自分のペースで学習を行った。このつくばオンライン スタディは、子どもたちに理解が不足していたりすると、その理解不足を補うプ ログラムが組まれている。そのため、子どもたちは、自分の力で、自分の理解が 不足していることを補った。教材は、学習内容の全単元が網羅され、自由に何回 でも選択できるので、苦手なところを繰り返し繰り返し学習している姿も多く見 られた。

つくばオンラインスタディ1
つくばオンラインスタディ2

算数の時間にe-learning(つくばオンラインスタディ)を活用している様子

【利用環境】
  1. デスクトップPC
    • Linux ノートPC 30台
    • つくばオンラインスタディ
  2. 周辺機器
  3. なし

【成果と課題】
  1. 成果

    今回、ITを活用したことの成果として、次のことが挙げられる。

    1. ノートパソコンを使用したため、今まで、子どもがコンピュータのある場所 に移動して学習していたのが、必要なときに、自分の席でコンピュータを活用で きることから、コンピュータの利用頻度が高くなった。
    2. e-learning(つくばオンラインスタディ)を活用することで、自分の苦手な 所を克服することができた。

  2. 課題

    Linuxコンピュータを使うことで、子どもたちは、まったく違和感がなく活用す ることができたが、教材が一部、Linuxに対応できていないものがあり、子ども たちが学習する上で支障があった。教材を完全にLinuxで使えるように改善する こと。

【本校5年生のその他の活用例】
  1. デジタルコンテンツの活用

    理科や社会などの調べ学習で、デジタルコンテンツの活用に、Linuxコンピュー タが大活躍である。

    竹園東3
    竹園東4

  2. 特別活動

    学年行事など、オフィススィートStarSuiteのワープロを活用することで、文書 や賞状など、手軽に子どもたちが利用できる。

    賞状作成

【ワンポイントアドバイス】

Linuxというと、かなり敷居が高いように思うが、子どもたちは、何の違和感も なく使うことができる。教師もすぐになれる。他の学校でも、Linuxを積極的に 活用してほしい。