中学校選択英語2年 The Introduction of Our School
つくば市立吾妻中学校 田口 美津子
- 【キーワード】
- 中学校、2年、選択英語、デジカメ、スタディノート、電子掲示板、ネットミーティング、ウェブカメラ
- 【ねらい】
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学級や学年、学校の枠を越えて、同じテーマについて他校の生徒と話し合う Tsukuba J.H.S. Joint Studying Program(学校間英語共同学習)の中で、グルー プウェアの電子掲示板で情報交換したり、テレビ会議システムやネットミーティ ングとウェブカメラを使って他校の生徒と交流したりすることで、他者とよりよ くかかわり合ってゆく経験を増やし、コミュニケーションの楽しさを実感し、自 ら学ぶ意欲を育てる。
- 【指導目標】
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TV電話のようなやりとりが可能なパソコンの通信機能を生かし、双方向性を重 視したコミュニケーション能力を育成するために、マルチメディアを積極的に活 用する。
- 【指導計画・学習の流れ】
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- 学習計画づくり
- オリエンテーション
- 原稿作成
- 例文を読む
- 原稿作成
- 行事ごとのグループ作成と原稿再構成
- コンピュータ入力
- 学校間英語共同学習準備
- Web掲示板へ登録
- Q&A作成
- 表現集活用
- 発表練習
- PCを利用した練習
- 学校間英語共同学習
- 学校紹介と意見交換
- ネットミーティングとウェブカメラの活用
- 自己評価カード活用
- 学習計画づくり
- 【授業実践の様子】
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- 原稿作成
例文(Writing Plus 2と学校を紹介しよう(1)(2))を読み、1人ずつ学校紹介・行 事紹介の英文を書いた。それから行事ごとにグループ編成を行い、前述の原稿を 基に、グループとしての紹介文を完成させた。1グループ4名で、6グループ編 成できた。読み手によく分かるよう、学校行事での様子を撮った写真を貼り付け たり、スタンプ機能を活用したりして、コンピュータに原稿入力した。英文原稿 作成ではなかなか苦労していたが、熱心に取り組み、分かりやすい原稿に仕上げ ることができた。(図1・図2)

図1 コンピュータに原稿入力している様子
図2 生徒が作成したノートの一部
- 学校間英語共同学習準備
生徒はコンピュータへ入力した原稿をWeb掲示板へ登録し、相手校の紹介文を読 み、質問作りをすると共に、自分達に寄せられた質問への答えを考えた。相手校 との会話が楽しめるよう、useful表現集を活用し、質疑応答の仕方も学んだ。そ して、グループ内で司会者を選出し、発表順番を決めたり、一生懸命原稿を暗記 したりした。
授業を担当する3校の教師も、プロジェクトスタッフの技術的サポートを受けな がら、ネットミーティングとウェブカメラを使って、打ち合わせを進めた。そし て、今回使用するパソコンの通信機能が、教師にとっても興味・関心を喚起する 有効な機能であることを認識した。昼休みを使って生徒に使い方を説明し、使用 させたところ、初めての経験なのではしゃぎながらも会話を楽しみ、授業への高 いモチベーション作りとなった。
- 学校間英語共同学習
他校と交流する実際の授業では、本校生徒6グループを3グループずつの2つに 分け一方を高崎中学校3グループと、他方を筑波東中学校3グループと交流する 形で行った。1グループに対し、10分間、互いの自己紹介、本校からの学校・ 行事紹介、Q&A、相手校からの学校・行事紹介、Q&A、Free Talkingという流れで、 3回3グループと行った。始めのグループは時間がかかったが、2グループめ、 3グループめ、と回を重ねるごとにスムーズに流れるようになり、英語でのコミュ ニケーションを楽しんだ。(図3・図4)


図3・4 2ヶ所に分かれ、ALTの先生の助けを借りながら、
ネットミーティング とウェブカメラを使って他校の生徒と交流している様子
- 原稿作成
- 【利用環境】
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- デスクトップPC
- Linux ノートPC 5台
- 共同学習システム「スタディノート」エディタ
- Webブラウザ Mozilla
- 画像処理ソフトウェア GIMP
- ネットミーティング互換ビデオチャット「グノームミーティング」 GnomeMeeting
- 周辺機器
- デジタルカメラ 8台
- プロジェクタ 1台
- サーバ
- 共同学習システム「スタディノート」Web掲示板
- デスクトップPC
- 【成果と課題】
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- 成果
原稿作成において、生徒は写真を貼り付けたり、スタンプ機能を活用したりして、 より具体的な原稿作りに努め、創造力が養われた。それからWeb掲示板に載せら れた他校の生徒の英文や質問を読んで答えを考え、実際に交流することで、学習 に深まりや広がりができ、学校を越えた学びの共同体が形成できた。何より、パ ソコンの通信機能を使ったコミュニケーション活動は、相手の表情や声、周りの 様子まで分かり、リアルで楽しい。ほとんどの生徒が感想に「楽しかった」「ま たやりたい」と書いていた。ITを活用した学校間英語共同学習を通し、生徒は 遠くにいる友人と瞬時に英語でコミュニケーションできることの楽しさを知り、 英語を学ぶことの大切さ、自ら学ぶ意欲の向上につながった。
- 課題
今回はプロジェクトスタッフからの全面的技術サポートがあったので、授業が成 立した。私のようにコンピュータリテラシーの低い教員でも授業の中でITが活 用できるような、教科の指導に対応した実践的な教員研修の充実が必要である。 また、ITを効果的に活用できるコーディネーター的人材を各校に配置できると、 多忙な同僚に迷惑をかけずにITが活用できる。
Linux ノートPCは、起動に時間がかかる。より速い立ち上がりができるよう開発 を望みたい。また、筑波東中学校との交流では、音響が悪く、相手の言っている ことが聞き取れなかった。どの教室からも活用できるようなハード面の整備も望 まれる。
- 成果
- 【ワンポイントアドバイス】
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事前に他校の教師との打ち合わせにパソコン通信機能を使っておくと、回線のつ ながりが確認でき、また教師にも感触が得られて良い。生徒には、充分準備・練 習させておくと、実際の交流でコミュニケーションがスムーズに展開し、楽しく できる。


